韓国の伝統的な餅のひとつに、インジョルミ()があります。インジョルミは漢字で「引切米」と書き、直方体や俵形の柔らかい餅にきな粉などをまぶしたものがスタンダードです。伝統的な韓国の餅菓子に共通することですが、もともとはあまり甘くせず素朴な味わいの食べ物でしたが、近年は餅生地や具に砂糖を加えて甘くし、デザート感を出したものが増えているようです。
もち米を十分に浸水させてから碾[ひ]き臼で粉状に碾き、布巾を敷いた蒸し器に入れて強火で蒸します。 もち米粉を使う場合は、湯を加えてこねてから、適当な大きさにちぎって蒸したり、近年では電子レンジにかけて餅生地を作ることもあります。