キーワードで見る食文化
韓国の食文化について、伝統から現代の習慣・行事にいたるまで、1テーマずつ読み解いていきます。
スペーサー
バレンタインデー
 2月14日のバレンタインデーは、韓国でも今や「恋人たちの名節[ミョンジョル]」(名節とは節句、祝日、年中行事、記念日などの意味)と謳われるほど、若者を中心に気分の盛り上がる重要な日としてすっかり定着しました。
 そして「名節」といえば、その名節ごとに特有の食べ物・飲み物がつきものですが、バレンタインデーにもそれはあてはまります。といっても、バレンタインデーは韓国の伝統的な行事ではなく近年入ってきた欧米文化であるため、飲食物も欧米のものが主流です。
 その筆頭は、なんといってもチョコレート。ローマ帝国時代、兵士の結婚を禁止したローマ皇帝の迫害により殉死した聖ヴァレンティヌスに由来するバレンタインデーは、恋人たちの愛を誓う記念日として世界的な祝祭となりました。ただ、この日に女性が男性に親愛の意味をこめてチョコレートを贈る、という現象は日本のチョコレート会社が仕掛けたことにより日本で広まったもので、世界的にはチョコレートに限らずスイーツや花束、カード、アクセサリー、ぬいぐるみ、風船、豪華ディナーのプレゼントなどを、どちらかというと男性から女性へ贈ることが多いようです。
バレンタインデー
 
 韓国でも、やはりバレンタインデーといえばチョコレートですが、手作りチョコというよりは華やかなラッピングのチョコやスウィーツをたくさん詰め合わせた豪華バスケットが近年の流行です。また、洋服やアクセサリー、ネクタイ、靴、時計なども人気商品。とにかく韓国では、見た目にも大きく豪華で高級感のあるプレゼントが好まれる、というのが特徴です。
 また、この日にはホテルや高級レストランで豪華なフルコース・ディナーを楽しむ人も増えてきています。コース料理以外ではピザやパスタ、パエリアなどのイタリアンや、ステーキ、ハンバーグなど、やはり洋食に人気が集まるのは、誕生日やクリスマスなどの記念日と同様です。
バレンタインデー
 一方、少数派ではありますが、この日はご馳走を作ったりケータリングをとってホームパーティー、という家もあるようです。その場合も、カナッペ、パスタ、ピザ、サンドイッチ、サラダ、マリネ、肉や魚介のグリル、チーズなどの洋食に、ワインやおしゃれなスウィーツを用意するスタイルが人気のようです。
バレンタインデー
 そして、どの場合もカラフルな野菜や果物を使ったり、料理を丸やハート型に形作ったり、あるいは食器や花などで華やかさを演出をしたりと、食卓全体から愛情や可愛らしい雰囲気が醸し出されるように工夫することが、この日のポイントといえましょう。
 


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