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韓国の食文化について、伝統から現代の習慣・行事にいたるまで、1テーマずつ読み解いていきます。
チョレギとは、生野菜の即席和え・即席漬けのことです。切った生野菜を各種薬味調味料で和えたもので、焼肉を食べるときに一緒に提供され、焼肉やご飯と一緒にサンチュなどで包んで食べたり、箸休めに食べたりします。
一般に、生野菜を薬味調味料やたれで和えた料理は「コッチョリ」
、センチェ
、セッロドゥ
、
ムッチム
などと呼ばれますが、
その中でも焼肉とともに供されるいくつかの特定のものを、慶尚道(キョンサンド)地方では「チョレギ」
あるいは「チェレギ」
と呼んでいます。
■チョレギのいろいろ■
白菜を一口大にそぎ切りにし、塩で軽くしんなりさせてから
粉とうがらし、にんにく、塩辛、ごま、ごま油などで和えます。
白菜の中ほどの部分や、オルガリベチュ
という、
小さな間引き白菜を使ってよく作られます。
これらは葉が薄くて柔らかく、チョレギに向いています。
長ねぎをせん切りにし、粉とうがらし、しょうゆ、酢、おろしにんにく、ごま油などで和えます。パジョリ
、パチェ
ともいいます。
ちぎったサンチュを薬味酢じょうゆで和えたもの。せん切りにした玉ねぎ、にんじん、きゅうりなどを混ぜることもあります。いわゆる「焼肉屋さんのサラダ」です。
薄切りにした玉ねぎを、酢じょうゆに漬けたり、コチュジャンやにんにくを混ぜ合わせたたれで和えて即席キムチのように作ります。
にらをざくざくと切り、粉とうがらし、にんにく、ごま、ごま油などで和えます。
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