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韓国の食文化について、伝統から現代の習慣・行事にいたるまで、1テーマずつ読み解いていきます。
コッチョリ
とは、
韓国料理における野菜の調理法のひとつで、白菜や生食に向く葉野菜などを、軽く塩漬けするかそのままで、
合わせ調味料をかけて和えたものです。
日本語では「即席漬け」「即席和え」「浅漬け」「サラダ」などと訳すことができます。コッチョリのコッ
は「表面」「外側」、
チョリ
は「漬けたもの」を意味します。
コッチョリは、調理法的にみるとキムチの一種ととらえることもできますし、センチェ(生野菜のサラダ)の一種、あるいはムッチム(和えもの)の一種ととらえることもできます。
コッチョリには、たとえば次のようなものがあります。
白菜を大きめに裂くか切って軽く塩漬けし、
水気をきってヤンニョムで和えます。
ヤンニョムには唐辛子、にんにく、生姜、葱、アミの塩辛など
一般的なキムチヤンニョムの材料のほかに、
酢やごま油を加えることもあります。コッチョリキムチ
あるいはキムチコッチョリ
ともいいます。白菜の中でも、ポムドンペチュ
と呼ばれる、春先にとれる小型の柔らかい白菜がこの料理に向いており、
それで作ったものを「ポムドンコッチョリ」
といいます。
サンチュをざっとちぎり、
食べる直前にヤンニョムをかけて和えます。ヤンニョムはしょうゆに唐辛子やごま、
ごま油、酢などを加えたドレッシングタイプのものをよく使います。
つまり、ピリ辛ドレッシングで和えた
サンチュサラダと表現することもできます。玉葱やきゅうりのスライス、
わかめなどを加えることもあります。「サンチュセンチェ」
あるいは「サンチュムッチム」
ともいいます。
にらを適当な長さに切り、ヤンニョムで和えます。ヤンニョムは、しょうゆににんにく、ごまなどを加えたさっぱりタイプのものから、塩辛や唐辛子を加えたキムチタイプ、コチュジャンやごま油を加えたこってりタイプなど、好みの配合で混ぜ合わせることができます。「プチュムッチム」
ともいいます。
たんぽぽの柔らかい葉を摘んでよく洗い、
ヤンニョムで和えます。ヤンニョムは
、しょうゆに唐辛子、ごま、ごま油、酢などを加えたドレッシング状のものがよく合います。
「ミンドゥルレセンチェ」
、
あるいは「ミンドゥルレムッチム」
ともいいます。
サラダほうれん草を使って、他のコッチョリ同様、ヤンニョムで和えて作ります。
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