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2010年は、韓国の「食」に関する ことわざ をご紹介いたします。
ことわざから、日本との文化の違いを見てとることができます。
金剛山(クムガンサン)は朝鮮半島中ほど、朝鮮民主主義人民共和国南部にあたる、江原道(カンウォンド)の東海岸に位置する、標高1638mの山です。金剛山は、奇岩怪石が織りなす美しい山なみと、大小さまざまな滝をいただく渓谷など、景観の美しさに加えて、新羅時代に興った仏教の寺刹が多く残され、古くから白頭山 (ペットゥサン) と並ぶ名山とされてきました。また、それに漢拏山 (ハルラサン)、雪岳山 (ソラクサン)、智異山 (チリサン) を合わせて朝鮮五大名山にも数えられます。
かくも美しく、朝鮮半島の人々の心を魅了する金剛山であっても、空腹ではその美しさが目に入らない、というのが、このことわざの意味です。「金剛山の景色も食後の話 」というわけです。
日本のことわざで例えると、「花より団子」といったところでしょうか。昨今では、韓国でも大ヒットしたドラマ「花より男子」 (韓国版題名
「
」)について、日本の原題のかけ持つ意味を韓国語で説明するときに、このことわざが比喩として使われたりします。
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