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韓国の食文化について、キーワードから読み解いていきます。
食文化の伝統から現代の習慣・行事にいたるまで、1テーマずつ紹介。
韓国料理の奥深さ、味の文化をお伝えします。
お正月。「ソル」だけでもお正月のことですが、「日」を意味する「ラル」(ナル)をつけて「ソルラル」というのが一般的です。
韓国ではもともと年中行事を陰暦でする習慣があるため、お正月も、陽暦1月1日(新正[シンジョン])より陰暦1月1日(旧正[クジョン])に盛大に祝います。2007年は、2月18日が旧正です。
ソルラルが近づくと、人々は市場へ食材の買い出しに行ったり、「ソル飲食[ウムシッ]」(おせち料理)を仕込んだりと大忙しです。ソル飲食[ウムシッ]に欠かせないのは、トックッ(韓国式お雑煮)。牛や鶏でとったスープに、うるち米で作った小判型の餅をたくさん入れて作ります。
元旦にはまず、正装して先祖供養の祭祀[チェサ]を行います。祭壇にたくさんの料理や果物をお供えして家長から順に礼をした後、みなで賑やかに料理を食べます。それが済むと、「歳拝[セベ]」といって、本家やしかるべき年長者の家へ新年の挨拶に出かけます。訪問先の家でも料理やお酒がふるまわれ、子どもたちはお年玉(歳拝[セベ]トン)をもらいます。
お正月の遊びもいろいろあります。
(ユンノリ)は二組に分かれて競う双六のようなゲームで、
(ユッ)と呼ばれる4本の棒を投げて、目の出方によって駒を進めます。ほかに、
(ペンイチギ:独楽[こま]回し)、
(チェギチャギ:石蹴り)、
(トゥホノリ:矢投げ)、
(ノルティギ:板跳び)などの正月遊びがあります。
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