四季旬語
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民間療法
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お袋の味継承者の危機ですね。もう核家族化2世代目ですから。
先日大学生が、おばあちゃんの作ったけんちん汁が美味しかったと言ってました。
「今どき家で美味しいけんちん汁を食べられるなんて幸せなんだよ」
彼は、「でもおばあちゃん魚料理ばかりで…それに家で一切暖房器具を使わないので寒くて」
「…」
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日本で生活から遠ざかってしまった民間療法も韓国では比較的残っていると言えます。その理由は一般に「薬食同源」、漢方医療(特に予防)の考えがあることや漢方薬剤の普及にあると思われます。
例えば、秋から冬にかけて喉や気管支が痛くなりやすい人は、桔梗の根、五味子、ナツメを煎じてお茶、水代わりに飲みます。薬を服用すると言うよりヤカンで麦茶を作って飲む感覚ですね。これらの薬剤(あるいは乾燥させたもの)は「食品」として近くの市場やスーパーで手軽に買えます。
また、桔梗の根の粉末、五味子シロップなどの健康加工食品も種類豊富です。桔梗の根の粉末などは、風邪薬を服用できない妊産婦が咳止めに服用したりもします。
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最近風邪をひいたら「卵酒で汗をたっぷりかいて」の方はいらっしゃるのでしょうか?身体を温め血液の循環を良くはしてくれますが、あら治療の民間療法は効果のある人、こじれる人半々に分かれます。だから家や地域社会での「生活の経験」が伝わることが大事なんです。
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桔梗の根
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五味子
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ナツメ
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薬念研究所 所長 ジョン・スヨリ
2007年12月3日




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