モランボン　薬念研究所コラム 2007年秋号蔘鶏湯（サムゲタン）

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暦では秋ですが、８月の猛暑と残暑が厳しく秋を肌で感じるのはもう少し先のようです。普段ダイエットを心掛けている私ですが猛暑でバテてしまい、緊急処置として三日間サムゲタン（蔘鶏湯）とコムタン（牛テールスープ）を食べ続けました！
蔘鶏湯は栄養もさることながら朝鮮人参やナツメが暑さで疲れた胃に優しく作用してくれる夏バテ防止のバランスの良い食べ物です。

元々日本の梅雨から夏は、気温よりも湿気が厳しく、そのことが胃液の分泌や消化に影響し、どちらかと言えば冷や麦のようなサッパリ系の食べ物が好まれて来ました。しかし近年の暑さは朝鮮半島や大陸、東南アジアに近づきつつあることから、それらの地域の夏の食べ物を取り入れることも夏の健康に良いのではと考えてしまいます。

韓国には蔘鶏湯専門店がいたるところにあります。種類も豊富で、一般的な塩味からしょうゆ味、朝鮮人参以外の様々な漢方薬入りなど。基本はお一人で一羽（400～500ｇ）を食べます。お店によっては蔘鶏ではなく烏骨鶏の蔘鶏湯（烏骨鶏湯？）もメニューにあります。美味です！以前北京ですすめられたスープが烏骨鶏のスープでした。感動ものでした。言葉も通じない中で一生懸命と言うか、かなりしつこくすすめられてそのときはムッとして、プヨプヨ（不要）と連発。料理を追加する度にすすめるウェイトレスさん…食べた後は幸せでしたよ。

薬念研究所　所長　ジョン・スヨリ
2007年9月3日


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