四季旬語
スペーサー
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父の故郷の思い出
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韓国慶尚南道の田舎。春、一番最初に実のなる木がユスラウメ。 甘酸っぱい実を口に入れては種をプッ。この話しを何百回聞いたことか。一昨年、引っ越し先の庭にも当たり前のように、 躊躇なくユスラウメを植えた。5月下旬になると真っ赤に熟す実が楽しみだ。 昨年はユスラウメ酒にした。 ユスラウメは私の知らない本国の故郷の味。ユスラウメの花
スペーサー ユスラウメの実
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文化に優劣はない。料理にもどこかの特定の国の料理が優れているということではない。 その地域の美味しく健康的な料理が一番だ。また、個人の想い出の味が一番だ。私は父の一番の想い出の味を子供たちに、 ユスラウメの味と想い出を伝えたかった。薬念研究所は、主に朝鮮半島の味の文化を広く紹介することを「使命」とし、 それを「楽しみ、喜び」にして行きたい。




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